夫や妻の浮気判断チェックリスト
① 携帯電話を見る回数が増えている
② 携帯電話にロックをかけて誰にも見られないようにするようになった
③ メールや電話をする回数が増えて相手をごまかす
④ 携帯電話に不審な通話履歴やメールがある
⑤ メールや電話の履歴を消している
⑥ ささいな用事を口実に携帯電話を持って外に出て行く
⑦ 2台目の携帯電話を持つようになった
⑧ 自宅で食事をする回数が減った
⑨ 仕事の帰りが遅くなってきた
⑩ 以前よりも飲み会で帰りが遅くなるという回数が増えた
⑪ 残業や休日出勤、泊まりの出張が増えた
⑫ 服装や髪型を気にするようになった
⑬ 帰宅後すぐにお風呂に入るようになった、帰宅後石鹸のにおいがする
⑭ 給与明細を見せなくなった
⑮ いつの間にかクレジットカードや消費者金融のカードを作っている
⑯ デートスポットや最近の流行に詳しくなった、あるいは趣味が増えた
⑰ 自動車の席がずらされていたり、背もたれの角度が自分と合わない
⑱ 会話やスキンシップが減った
⑲ 性行為の回数が減った
⑳ 家族での外出をしなくなった
チェックリストのポイント
携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになる、内容を知られないようにするようになる場合には、浮気相手と連絡を取っている可能性があります。それをごまかすために、いろいろな口実で外出したり、2台目の携帯電話を持つようなる場合があります。
また、浮気相手とデートを重ねることで、デートスポットに詳しくなったり、相手の趣味に影響されたりします。会う時間を捻出するために、残業、出張や飲み会を口実にしている可能性もあります。さらに、助手席の位置や背もたれの角度が違うなどで誰か(浮気相手)が乗ったと推測できる場合がありますし、浮気相手を乗せたことを悟られないよう掃除をよくしたりする場合もあります。
加えて、浮気相手がいる場合配偶者とスキンシップや外出をすると罪悪感が湧くので、あえて避ける傾向があります。
このチェックリストに3つ以上当てはまったら、浮気をしている可能性があります。このような場合、「浮気しているでしょう」と問い詰めたくなってしまいますが、問い詰めても「俺が浮気している証拠があるのか!」と逆に開き直られてしまい、その後証拠を隠されたり、捨てられたり、削除されてしまったりしてしまう可能性があります。
まずあなたがすべき行動は冷静になって、証拠を集めることです。証拠を掴めば、この先離婚するのか、または離婚せずに相手との交際をやめさせて慰謝料請求だけにするのかなどの今後の方針は、あなたに主導権があることになります。
証拠集めのポイント
最もわかりやすいのはラブホテルや浮気相手の自宅に入っていく写真、出て行く写真という決定的な証拠を押さえるということもありますが、これを自分でされる人はあまりいらっしゃいません。調査会社を雇って依頼するというケースがほとんどです。
自分で集める場合で一番手軽なのが、携帯電話のメールやLINEです。浮気の証拠となるようなメールと送信、受信した日や時間がわかるように、写真を撮っておくことです。
浮気の証拠となるメールとは、性交渉をうかがわせるものであれば、判りやすいですが、例えば、深夜に発信された「さっきは○○2人で一緒にいれて楽しかったね」というようなメールや、「○○のことを想って夜も眠れないよ」というようなメールでも、複数あれば状況証拠として有効になってきます。
夫や妻との会話を音声で録音しておくことも有効です。普段の会話だと気を抜いていることもあり、ポロっと自白してしまうこともあります。例えば、「先日の出張は○○さんと一緒だと会社の人から聞いたけど?」とかまをかけてみると、「どうしてそれ知っているんだ」とポロっと言ったりすることもあります。なお、録音していることを相手に秘して行ったとしてもその音声は証拠にできます。
その他には、クレジットカード等を利用していた場合、クレジットカードの明細等から行動パターンを推測できるものもあります。
離婚や慰謝料を請求するには
離婚や慰謝料請求をする場合は、相手が言い逃れできない証拠が必要です。あなたが証拠だと思っても証拠にならない場合もありますし、調査会社が出した報告書でも浮気の証拠とならないようなケースもあり、証拠の選別によっては、あなたの希望通りの結果にならない場合があります。
ですので、請求前に一度弁護士に相談して、見通しを立てることが極めて重要です。
弁護士は裁判になった場合を想定して、どのような証拠だと、裁判でも認められるかを事前に見極め、あなたの相談にのることが可能です。
相談するタイミング
弁護士に相談するタイミングとしては、夫や妻が浮気しているかもしれないと疑った時点、チェックリストに当てはまることが3つでもあるという段階で相談されることをおススメします。この段階で弁護士に相談するのは少々早い気もするかもしれませんが弁護士に相談しておくことで、今後のことを様々なケースを想定して冷静に行動が取れるようになるでしょう。
「夫が浮気しているかも」という疑いがある場合は、当事務所の弁護士にお気軽にご相談ください。あなたのために最適な方法のご提案をいたします。